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2016.10.29 Saturday

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素人がK404をリケーブルしてみた その2

2012.05.09 Wednesday

さて、ヘッドホン本体部分のはんだ付けが終わった前回に引き続いて、今度はミニプラグのはんだ付けです。

ミニプラグは最初の画像の通りオヤイデのP-3.5Gを使用します。
気をつけなければいけないのが、このP-3.5Gは普通のジャックとLRのはんだ付け位置が逆になっていること。オヤイデのオンラインショップや、Digital Image Processingさんの記事に写真が載ってますのでよく確認しましょう。
ケーブルの方を、完成した時のコードの長さ+2,3cm余裕を見てカットします。オヤイデではメートル単位でしか販売しておらず2m買ってきたのですが、今回は元々のケーブルの長さの150cm前後になるようカット。完成して使ってみた感想だと、ケーブルの長さはもっと短くても良いかもしれません。
そして、カットした部分を下記のようにグランド線、L・Rのチャンネル線を準備します。

ミニプラグ側ケーブル失敗例
このあと、P-3.5Gにはんだ付けしていくわけですが、実は上の画像はあまり良い例ではありません。

P-3.5G(SR)の内部は狭いため、余分なコードが余っているとうまく内部に入らなくなってしまいます。P3.5Gの結線部は手前側がLeft、奥側がRightなので、今回左のヘッドホンユニットに接続している白のケーブルのむき出しにする長さは、画像の半分(5mm程度?)の長さがにすべきでした。同様に、右のヘッドホンユニットに接続している青い線も、画像の長さから1/4ほど短くして8mm程度でちょうどよいくらいです。

また、P-3.5Gをちゃんと固定せず空中はんだ付けしようとしたのも間違いでした。
P-3.5Gははんだ付けする際にこての熱が移るので、はんだごてを持った逆の手でP-3.5Gを持とうとすると、やけどをしそうになり無理です。それでもこの時はP-3.5Gを固定する適当なものがなかったので、P-3.5Gを単に下においた状態ではんだ付けするという無茶をしていました。

その結果……
K404失敗状態

ミニプラグのはんだ付けにみごと失敗orz
はんだがLR両方の結線部とネジ溝部にくっついてしまい、取れなくなってしまいました。
はんだ吸い取り線を使っても、ネジ溝部分にはまったはんだは吸い取りきれず完全にアウト。
前回の記事に続いてここまでの作業は同日内に連続してやっていたのですが、P-3.5Gを失敗したことで代わりの部品もなくこの日の完成は断念。

その翌日、秋葉原のオヤイデ電気で元気にP-3.5SRを購入するほろんの姿が!
オヤイデ電気P3.5SR
というわけで、失敗してケチがついた金メッキの3.5G(φ6mm)ではなく、銀ロジウムメッキのP-3.5SRを購入。懲りずにこれで再チャレンジです。

今回買ってきたP-3.5Gは、オヤイデでリケーブルに使っているのと同じもの。気をつけなくてはいけないのが、元々のP-3.5Gが結線部のLとR逆になっていたこと。つまり今回は、Right側ケーブルを手前の結線部に、Left側をプラグ奥側にはんだ付けします。
昨日の失敗を生かし、
・LRのケーブルの、ミニプラグ内に収める部分(被覆を剥ぐ部分)が無駄に長すぎたのがはんだ付けに手間取った原因だったため、今回長さは結線部との直線距離+2mmくらいの長さまでカット。
・ミニプラグをただ下に置いてはんだ付けをしようとしたために失敗したので、簡単なバイスを購入しこれで3.5SRをしっかり固定。
ミニバイス
これで安定してはんだづけを行えるようになりました。
この状態ではんだ付けをしていくと……
404はんだ付け失敗
多少不恰好ではありますが、今回は無事に成功です。
この上に、予めケーブルに通してあったφ6mmの収縮チューブをかぶせ収縮させて絶縁。さらに前からケーブルに通しておいたP-3.5SRのスリーブの部分を被せます。ネジ部が奥まで入りにくい時は、スリーブの部分を熱してやると、金属が膨張したせいか少し入りやすくなりました。

K404リケーブル完成

これで完成!
前のケーブルと比較してもらうとわかりますが、こっちのほうが見た目にも断然よく見えます。
個人的には、両耳方面へケーブルが分岐する部分が思ったよりうまくできて満足です。

さて、見た目がよくなったところで音はどうなのか。
単品で数日間聞いてみた感想は、「音質は良くなってるけど、中低音がややですぎているかも」といったところ。
ちょっと籠り気味だった低音の音質自体は明らかに良くなっています。ただ、iPhoneに接続して聞いてみると、バスドラムが響きすぎて耳にボンボン衝撃が走ります。パソコンで各音量を調節しながら聞くと調度良くなるのですが。
一方で、ベースがリケーブル前と比較してかなり音が出ています。これは個人的には好きな特徴です。

ざっとまとめると、
 籠り感――明らかに減った
 ボーカル――明らかに変わったという印象は特にない
 ベース・ストリングス――音の輪郭がはっきりとなった
 スネア――固い芯のある音質になったが、ややシャリついて耳障りに聞こえる
 バスドラ――音の粒はしっかりしているけど、低音好きでないとうるさい
といったところでしょうか。

しかし、どうも自分の使用しているiPhone4Sとは相性が悪い気がします。基本的に音楽を聞くのはiPhoneなので、僕もしばらくは改造したK404を外に持ちだして使っていましたが、元々耳圧が強くて長くかけていると疲れるのに、ガンガン響く低音のせいで余計に長期間かけ続けるには向かないヘッドホンになってしまいました。
また、オヤイデのケーブルがコシがありすぎるのか、演奏中にケーブルが何かに当たるとその音が響いてしまうのも難点。結局、コンパクトで持ち歩きしやすいのが特徴なのに持ち出すには難点が多く現在ではもっぱら自宅で使用するハメに。本末転倒感は否めません。

ついでに、新宿のヨド○シカメラでAKGのコンパクトヘッドホンが試聴できたので、K404改を持ち込んで聴き比べてみました。
比べる曲は例のごとく、スピッツの"夜を駆ける"です。

対K404(無改造)、K414……音質は比べるまでもなくK404改の方が上。スネアも不明瞭だしベースの聞こえ具合も全然違う。ただ、こっちのほうが低音ですぎているきらいがある。

対K420……ベースはK404改のがよく聞こえる。スネアはK420の方が鋭いけど、シャリつき気味で耳につくので好みによるか。バスドラは同じくらい。ボーカルは大差ない。ただ、やはりK404改の低音重視なところは目立つ。元々K420がやや高音重視の作りのようなので単純に比較するのは難しいけども、一般的にはK420のがバランスがよいと感じる人が多そう。

対K450……音質、音のバランス、リズミカルさでも明らかに劣っている。ただ、普通の販売価格で4倍違う機種と考えると、スネアの音質は健闘している。

さすがにK450と比較するのは酷ですが、K420・430とは好みの問題と言える程度には健闘していますね。K414とならこっちのが明らかに上です。
ただ、元のK404とだいぶ音質が変わってしまうので、手間とお金がかけても、完成後の音質が好みに合うかどうかは聞いてみないとわからないのが辛いところ。素直に良い音質で聞きたいのなら、試聴をした上でお金をかけてでも1ランク上の機種を買ったほうがいいでしょう。改造自体を楽しんでついでに音質もアップするかな? くらいの気持ちでやりましょう。

【2012.7.20修正】
元々の記事では、「改造後のK404は低音が出過ぎている」と書きましたが、2ヶ月ほど使った結果、どうも低音が響きすぎるのはiPhone4Sの音質の方に問題があると感じたので修正しました。iPhone4Sはある程度以上の音にすると、低音が響きすぎてバランスを崩してしまっている気がします。これが4Sのみの特徴なのかはよくわかりません。

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