VLCで一部のTSファイルを再生するとコマ落ちする件

2013.10.02 Wednesday

VLCと言えば、コーデック内蔵で難しい設定なく動画を再生できる優秀なソフト。
自分はMPC-HCにHaaliの組み合わせで再生できない動画ファイル、特にPT2で録画したTSファイル再生の切り札として使っていました。

しかし、環境をWin8に移行してVLCをバージョンアップした直後から、"TsSpliterGUIでワンセグとSDを削除したテレビ東京系列のTSファイル"に限ってコマ落ちをするという現象が発生していました。
今回この問題が解決できたので、参考のために書きだしておきます。

まず、「ツール」メニューから「設定」のダイアログを開き、「設定の表示」を「シンプル」から「すべて」に切り替えます。左側のツリーから「入力/コーデック」を選択し、右側のバーをスクロールしていくと、「高度な設定」の項目があります。ここの「ファイルキャッシュ」または「ディスクキャッシュ」の値を、デフォルトの300から2,000程度まで増やすだけです(1200程度だとまだコマ落ちしていました)。

XPの時でも特にVLCの設定をいじっていなかったのに今になってコマ落ちするのは不可解ですが、とりあえずこれで自分は正常に再生できるようになりました。

Dannerのコンバットハイカー購入

2013.04.26 Friday

Dannerコンバットハイカー

ダナーのコンバットハイカーを購入しました。

きっかけは、ネット上の某靴店で13500円(定価の約81%オフ!)で売られているのを発見したことでした。
ダナーは先日ABCマートに買収されてしまったため、ABC以外の店ではもう在庫のみとなり、店頭から商品がどんどん消えていっています。
今後ABCで再度売りだしたとしても、今と同じような品質の靴が出てくるのかは定かではありません。
さすがに定価の7万円台ではとても買える代物ではなかったですが、今回この価格を見て、
「1万円台で防水ヌバック・ビブラムソールのトレッキングシューズ(しかもMade in U.S.A)が買えるならしめたものでは……?」
と思ってしまい、そのページを見てから欲しくて欲しくてたまらなくなったわけです。

さて、値段は良いとして、問題はそのサイズです。
僕の足は、コンバースのスニーカーで25.5cm、革靴なら24.5〜25.0cmと、身長からしても足のサイズが明らかに小さいのです。
その店で売っていたコンバットハイカーは、表記では”レディース”であり、サイズは上がUS7.5まで。ワイズはUSのRサイズ(JISならEEに相当)と書いてあります。
一般的に、メンズのUS7は25cmに相当すると言われますが、これがレディースとなるとUS7.5で24.5cmに相当するそうな。
しかし、長さはハーフサイズくらい下げるのでいいとしても、ワイズがどのくらい狭くなるのか想像できません。
そこでコンバットハイカーのサイズについて調べてみると、ほかの店では、コンバットハイカーはユニセックス仕様で、幅のサイズはUSサイズでR,W,XW(日本のE,EE,EEE)の3種類があると書いてあります。
どうやら安売りしてるその店舗では幅の狭いRサイズを"レディース"として表記してるようです。
そのお店では、足幅がRより大きい女性は"メンズ"を選ばなきゃいけないのか? ……と、ちょっと疑問に思う表記ですね。

ここまで調べたらあとは実際に履いてみるしか無いわけですが、コンバットハイカーを店頭に置いてる店舗はほぼなし。仕方ないので、某店舗で同じダナーのマウンテンライトを試着してみました。
メンズのマウンテンライトだと、US7の幅サイズがW(EE相当)が自分にぴったりと判明。
だとすれば、マウンテンライトとコンバットハイカーのサイズ感が同じと仮定すれば、US7.5の幅サイズRが全長は多少長いでしょうがかかとや幅は大体同じなのでは……?

そんなわけで「当たれば儲けもの」という感覚でUS7.5のRサイズを購入。
今日配達されてきて、試着したその結果は……ぴったり!
今回は単に自分自身の足のサイズに関する知識がなく、博打が思わずあたっただけですが……。

今回初めて外国のサイズの靴を購入してみて、日本で売られている靴のサイズ表記とラインナップは随分選択肢が少ないんだなと感じました。
ワイズにしても、日本人男性でも幅狭ならDやそれ以下のサイズがピッタリの人がいるでしょうに、"メンズ"と称した2E、3Eの靴を長さか幅が合わないまま無理やり履いている人も多いのではないかなと。
自分にしても、長年25.5cmが適正だと漠然と思っていましたが、ワイズのことはほぼ考えていませんでした。
実際には、やや細めのスニーカーを幅で履いていただけで、25.0cmのワイズEくらいが本当の適正サイズではと思っています。
また、日本のワイズはJIS規格で定められていますが、アメリカのワイズはまた別に定められているそうです。
靴の世界はわからないことだらけですね……。

パソコンの電源スイッチ延長?

2012.11.15 Thursday

すっかりブログを放置していてスポンサードリンクが表示されてしまったので、パソコンパーツの小ネタでも投稿してみます。

僕のパソコンも購入してからかれこれ6年。
度重なるパーツ交換の結果、とうとう購入時のままな部品がケースとマザーボードだけになってしまっていたのですが、そのケースの電源スイッチがこの数ヶ月どうにも調子が悪い。
一度で点くこともあれば、何回も強く押してやっとついたりといった状況でした。
そこで、ケースのフロント部分をバラして中をみてみると、電源スイッチと電源・HDD用LED、リセットスイッチが1つの基盤にまとめて乗っかっているではないですか。
電源・HDDのLEDやリセットスイッチは正常に動いているので、電源スイッチのためだけにこいつを取り外してそれぞれ部品を全部買い直すのもなんだかしゃくです。
なんとか治す方法はないかなとおもってAmazonを見てみると、こんな商品が。
サイズ 手元電源スイッチ 「PCリモートスイッチ」 電源/USB/オーディオ PCRM01-BK

CPUクーラーなどで有名なサイズですがこんな面白いパーツも扱っていたのですね。
もう製造を中止しているのか、残念ながらAmazonでは売り切れ。でも、こういう時こそ秋葉原にいけば……

リモートスイッチパッケージ
ソフマップやツクモでは売っていませんでしたが、小さい店舗を覗いたら案外あっさり発見できました。

付け方はそこまで難しくありません。
まず、このリモートスイッチのケーブルを、開いてるPCIスロットから中に通します。
ちゃんとケーブルが通る隙間の空いたPCIスロットカバー(黒)も付属しています。付けた様子がこんな感じ。
リモートスイッチPCIスロット側

あとは、本来はPCケースの電源スイッチに繋がっているマザーボードの電源スイッチ用コネクタを引っこ抜き、リモートスイッチのコネクタに差し替えるだけ。ちなみにリモートスイッチのケーブルの電源スイッチの線は分岐してあって、PCケースのフロントの方にも同時に繋ぐことができます。

リモートスイッチ接続後
これで完成。
画像を見れば分かるように、リモートスイッチの横側にはオーディオIN/OUT端子やUSB端子もあるのですが、2つともPCケースのフロントの方が普通に生きているので、電源スイッチだけをこっちに繋ぎました。

リモートスイッチの電源ボタンをおして見ると、無事パソコン起動。
これでフロントのボタンが完全に死んでも、安心してパソコンを立ち上げることができます。

注意点としては、1つはリモートスイッチの電源ボタンが結構押しやすいこと。あんまり手元にあるとうっかり押してしまいそうなので、リモートスイッチの置く場所には注意したほうがよさそうです。
2つ目が、ケーブルが扱いづらいこと。パッケージにはケーブルの長さが175cmとありますが、実際にはマザーボードのコネクタ接続位置からPCIスロットのケーブル出口までにミニタワーのケースで30cmは距離があるので、ケース外に引き回せる長さは1.5m弱。結構短いです。さらに、Amazonの感想にもありますがケーブルにコシがあるので、ケーブルに引っ張られてリモートスイッチが置きたい場所に安定してくれなかったりします。
僕の場合は壊れかけの電源スイッチの変わりなので、ビニールテープではずみで押してしまわないような位置に固定してしまいましたが、リモコンとしての使い勝手は正直良くなさそうです。

生産中止になったのもやむなし(?)の困ったパーツではありますが、PCケース側の電源スイッチを何らかの理由で直せない時にはいかがでしょうか。

素人がK404をリケーブルしてみた その2

2012.05.09 Wednesday

さて、ヘッドホン本体部分のはんだ付けが終わった前回に引き続いて、今度はミニプラグのはんだ付けです。

ミニプラグは最初の画像の通りオヤイデのP-3.5Gを使用します。
気をつけなければいけないのが、このP-3.5Gは普通のジャックとLRのはんだ付け位置が逆になっていること。オヤイデのオンラインショップや、Digital Image Processingさんの記事に写真が載ってますのでよく確認しましょう。
ケーブルの方を、完成した時のコードの長さ+2,3cm余裕を見てカットします。オヤイデではメートル単位でしか販売しておらず2m買ってきたのですが、今回は元々のケーブルの長さの150cm前後になるようカット。完成して使ってみた感想だと、ケーブルの長さはもっと短くても良いかもしれません。
そして、カットした部分を下記のようにグランド線、L・Rのチャンネル線を準備します。

ミニプラグ側ケーブル失敗例
このあと、P-3.5Gにはんだ付けしていくわけですが、実は上の画像はあまり良い例ではありません。

P-3.5G(SR)の内部は狭いため、余分なコードが余っているとうまく内部に入らなくなってしまいます。P3.5Gの結線部は手前側がLeft、奥側がRightなので、今回左のヘッドホンユニットに接続している白のケーブルのむき出しにする長さは、画像の半分(5mm程度?)の長さがにすべきでした。同様に、右のヘッドホンユニットに接続している青い線も、画像の長さから1/4ほど短くして8mm程度でちょうどよいくらいです。

また、P-3.5Gをちゃんと固定せず空中はんだ付けしようとしたのも間違いでした。
P-3.5Gははんだ付けする際にこての熱が移るので、はんだごてを持った逆の手でP-3.5Gを持とうとすると、やけどをしそうになり無理です。それでもこの時はP-3.5Gを固定する適当なものがなかったので、P-3.5Gを単に下においた状態ではんだ付けするという無茶をしていました。

その結果……
K404失敗状態

ミニプラグのはんだ付けにみごと失敗orz
はんだがLR両方の結線部とネジ溝部にくっついてしまい、取れなくなってしまいました。
はんだ吸い取り線を使っても、ネジ溝部分にはまったはんだは吸い取りきれず完全にアウト。
前回の記事に続いてここまでの作業は同日内に連続してやっていたのですが、P-3.5Gを失敗したことで代わりの部品もなくこの日の完成は断念。

その翌日、秋葉原のオヤイデ電気で元気にP-3.5SRを購入するほろんの姿が!
オヤイデ電気P3.5SR
というわけで、失敗してケチがついた金メッキの3.5G(φ6mm)ではなく、銀ロジウムメッキのP-3.5SRを購入。懲りずにこれで再チャレンジです。

今回買ってきたP-3.5Gは、オヤイデでリケーブルに使っているのと同じもの。気をつけなくてはいけないのが、元々のP-3.5Gが結線部のLとR逆になっていたこと。つまり今回は、Right側ケーブルを手前の結線部に、Left側をプラグ奥側にはんだ付けします。
昨日の失敗を生かし、
・LRのケーブルの、ミニプラグ内に収める部分(被覆を剥ぐ部分)が無駄に長すぎたのがはんだ付けに手間取った原因だったため、今回長さは結線部との直線距離+2mmくらいの長さまでカット。
・ミニプラグをただ下に置いてはんだ付けをしようとしたために失敗したので、簡単なバイスを購入しこれで3.5SRをしっかり固定。
ミニバイス
これで安定してはんだづけを行えるようになりました。
この状態ではんだ付けをしていくと……
404はんだ付け失敗
多少不恰好ではありますが、今回は無事に成功です。
この上に、予めケーブルに通してあったφ6mmの収縮チューブをかぶせ収縮させて絶縁。さらに前からケーブルに通しておいたP-3.5SRのスリーブの部分を被せます。ネジ部が奥まで入りにくい時は、スリーブの部分を熱してやると、金属が膨張したせいか少し入りやすくなりました。

K404リケーブル完成

これで完成!
前のケーブルと比較してもらうとわかりますが、こっちのほうが見た目にも断然よく見えます。
個人的には、両耳方面へケーブルが分岐する部分が思ったよりうまくできて満足です。

さて、見た目がよくなったところで音はどうなのか。
単品で数日間聞いてみた感想は、「音質は良くなってるけど、中低音がややですぎているかも」といったところ。
ちょっと籠り気味だった低音の音質自体は明らかに良くなっています。ただ、iPhoneに接続して聞いてみると、バスドラムが響きすぎて耳にボンボン衝撃が走ります。パソコンで各音量を調節しながら聞くと調度良くなるのですが。
一方で、ベースがリケーブル前と比較してかなり音が出ています。これは個人的には好きな特徴です。

ざっとまとめると、
 籠り感――明らかに減った
 ボーカル――明らかに変わったという印象は特にない
 ベース・ストリングス――音の輪郭がはっきりとなった
 スネア――固い芯のある音質になったが、ややシャリついて耳障りに聞こえる
 バスドラ――音の粒はしっかりしているけど、低音好きでないとうるさい
といったところでしょうか。

しかし、どうも自分の使用しているiPhone4Sとは相性が悪い気がします。基本的に音楽を聞くのはiPhoneなので、僕もしばらくは改造したK404を外に持ちだして使っていましたが、元々耳圧が強くて長くかけていると疲れるのに、ガンガン響く低音のせいで余計に長期間かけ続けるには向かないヘッドホンになってしまいました。
また、オヤイデのケーブルがコシがありすぎるのか、演奏中にケーブルが何かに当たるとその音が響いてしまうのも難点。結局、コンパクトで持ち歩きしやすいのが特徴なのに持ち出すには難点が多く現在ではもっぱら自宅で使用するハメに。本末転倒感は否めません。

ついでに、新宿のヨド○シカメラでAKGのコンパクトヘッドホンが試聴できたので、K404改を持ち込んで聴き比べてみました。
比べる曲は例のごとく、スピッツの"夜を駆ける"です。

対K404(無改造)、K414……音質は比べるまでもなくK404改の方が上。スネアも不明瞭だしベースの聞こえ具合も全然違う。ただ、こっちのほうが低音ですぎているきらいがある。

対K420……ベースはK404改のがよく聞こえる。スネアはK420の方が鋭いけど、シャリつき気味で耳につくので好みによるか。バスドラは同じくらい。ボーカルは大差ない。ただ、やはりK404改の低音重視なところは目立つ。元々K420がやや高音重視の作りのようなので単純に比較するのは難しいけども、一般的にはK420のがバランスがよいと感じる人が多そう。

対K450……音質、音のバランス、リズミカルさでも明らかに劣っている。ただ、普通の販売価格で4倍違う機種と考えると、スネアの音質は健闘している。

さすがにK450と比較するのは酷ですが、K420・430とは好みの問題と言える程度には健闘していますね。K414とならこっちのが明らかに上です。
ただ、元のK404とだいぶ音質が変わってしまうので、手間とお金がかけても、完成後の音質が好みに合うかどうかは聞いてみないとわからないのが辛いところ。素直に良い音質で聞きたいのなら、試聴をした上でお金をかけてでも1ランク上の機種を買ったほうがいいでしょう。改造自体を楽しんでついでに音質もアップするかな? くらいの気持ちでやりましょう。

【2012.7.20修正】
元々の記事では、「改造後のK404は低音が出過ぎている」と書きましたが、2ヶ月ほど使った結果、どうも低音が響きすぎるのはiPhone4Sの音質の方に問題があると感じたので修正しました。iPhone4Sはある程度以上の音にすると、低音が響きすぎてバランスを崩してしまっている気がします。これが4Sのみの特徴なのかはよくわかりません。

素人がK404をリケーブルしてみた その1

2012.05.08 Tuesday

タイトルの通り、このGWにヘッドホンのリケーブル(+α)をやってみました。
CAS-33の黒檀インシュレーターの記事の中で、「もっと上位の機種にすればよかったのに」とセルフツッコミしましたが、わざわざAKG K404を購入したのも、"風呂上りに装着したりするせいでイヤーパッドがすくボロボロになるから、交換ができるものにしたい"というメインの理由の他に、改造して良くなるという実施例がネット上にたくさん挙げられていて、自分でも試してみたかったというのもあったせいだったりします。
ヘッドホンのリケーブルの方法は、K404改造ブーム火付け役のオヤイデ電気のオーディオみじんこブログさんや、Digital Image Processingさん、にゅーひぐらしブログさんの記事をほぼ踏襲しているので、リケーブルの方法を参照したい方はそちらを御覧ください。

K404リケーブル前
今回犠牲になるヘッドホンAKG K404がこちら。安いところだと3000円程度で購入でき、低価格帯のヘッドホンとしては、十分な実力を持っています。
ただ、やや音が籠っているのと、物理的な側圧が強くてずっとかけているには向かない、という欠点もあり、万人にオススメできるとは言いがたいです。
また、デザインがちゃっちいのも玉にキズ。金属バンドの部分は折りたたんで手軽に持ち歩けるという特徴なので許せますが、ケーブルは中途半端なねずみ色で本体の黒と微妙に調和してません。今回の目的は、このケーブルを黒色で質が高いケーブルに交換することにあります。

K404リケーブル部品
次に、オヤイデ電気で購入してきたリケーブル用の部品です。
左上から、金めっきミニプラグのP-3.5G、ヘッドホンリケーブル用の高音質ケーブルHPC-26T、無鉛銀入りハンダのSR-4N
オヤイデ電気の実施例で使用しているP-3.5SRと違って金めっきのP-3.5Gにしたのは、SRより安いのと、他の実施例にP-3.5Gを使用しているから、そして、全体的に音の厚みが出る(らしい)という理由です。
SR-4Nはまあ普通に市販されているはんだでもいいと思うのですが、なんとなく勢いで購入しちゃいました(笑)
この他に、ホームセンター等で収縮チューブなどを何点か購入。そちらは順次紹介していきます。


それでは作業開始! まずはヘッドホンの左右を分解します。
K404こじ開け中
まず両手で力を入れて隙間を作った後、そのまま手で広げるか、あるいはカッターのヘリを引っ掛けるようにして隙間を大きくします。ある程度まで広げると、4箇所ほど黄色の接着剤で固定されているところが見えるので、カッターなどで接着剤を切り取ります。1, 2箇所接着剤を剥がしたら後は手でグイと開けば無事分解完了。
オヤイデさんの記事にあるように、無理やりガバッと手で開ければ短時間で分解できそうですが、基盤が本体から剥がれたりしたら元も子もないので、1つに20分近くかけて慎重にやりました。

K404分解後
これが開いた状態。ねじってあるグランド線とL(R)のコードがはんだ付けされているので、それぞれの位置を白いスポンジ部分に油性マジックでメモし、両方のコードをハンダごてで取り外します。また、分解した後のヘッドホンユニット外装がL・Rどちらか忘れないように、メモを付けておくとよいでしょう。

今度はケーブル側の用意です。まず、2本のコードが1つになっているHPC-26Tを30cm程度裂きます。次に、分岐部分にφ5程度の収縮チューブ(長さ25mm程度)を通してドライヤー等で収縮させます。
ここまでは上記ブログで紹介されている通りですが、ここでひと工夫したいなと思ってホームセンターで購入したのがこれ。
オーバルスリーブ
ワイヤーローブを止めるアルミ製のオーバルスリーブです。内径はφ5程度。これを収縮チューブを被せた分岐部分に通して、その上にさらに大きめのφ8の収縮チューブを、下の収縮チューブより短め(15〜20mm程度)にカットして被せて収縮させます。
K404分岐部完成
なんとなくそれっぽい分岐部に。もう一回り内径が小さいスリーブがあればちょうどよかったのでしょうが、行き当たりばったりの思いつきにしてはうまくいったかな(笑)
あとから思えば、配線の結合部につけるカバーなどを使ったほうがなお良かったかも。

SDNとケーブル部品
さらに、にゅーひぐらしblogさんを参考に樹脂用染料SDNを用意。値札通りハンズで売ってます。
元のケーブルから、ゴムブッシュとケーブルまとめを取り外し、70度で熱したSDNの希釈液(水15〜20:SDN1)に突っ込み放置。SDNは実にケミカルな臭いがするので、引用元通り換気扇フルパワーでの染色を推奨します。自分は10分程度つけておきましたが、染める時間が短すぎたのか使用していくうちに色落ちしてしまったので、30分以上は染めたがよいかもしれません。
さて、これを中性洗剤で洗った後乾燥させます。
SDNで染色後
前述の通り染色時間が短かったためちょっとゴムブッシュが濃紺っぽいですね。この後、染色したこれらを分岐させたケーブルに通します。
問題なのがケーブルの直径の違い。元のケーブルがφ1.8mmなのに対して、HPC-26Tはφ2.0mm。ケーブルまとめはともかく、ゴムブッシュは穴のサイズが小さく素の状態ではかなり入れにくいです。先行例でやっているようにケーブルにサラダ油をつけて力づくで通すという手もありますが、個人的にはφ2.0mmのピンバイスで穴の直径を広げてしまうほうが楽だと思います。僕がやったときはφ2.0mmでも少し狭いくらいで、φ2.1mmの穴でもいいくらいでした。

ヘッドホン側ケーブルはんだ付け前
ゴムブッシュを通した後に、両方の先端側を4cmくらいの位置で片結びします。組み立て終わった時に左右どちらかのコードが分岐部分までたるんでだらしないことにならないよう結び目の位置はよくあわせておいたほうが良いです。

さて、ここからとうとうケーブルの先を整えてはんだ付けなのですが、その前に+αの作業をします。
それは……防振材の貼り付け!
fistoさんのヘッドホンレビューブログで、AKGが前に発売していたK26Pに鉛テープを貼り付ける改造が紹介されています。
とはいえ、鉛はなんだか健康に悪そうで怖いなと思って、代わりに用意したのがジェネトレックスという車の防音に使う素材。ハンズやホームセンターで買えます。
これをカットして分解したヘッドホンの内側に貼り付けます。 

K404にレジェトレックス
うーん、正直思っていた以上にレジェトレックスを貼れるところがない。
ドライバーが無い側のハウジングに貼ってもヘッドホンレビューの結果を見るにあまり意味はなさそう。かといってドライバーがあるヘッドホンケースの外側に貼り付けるのは、見た目的にあまり好ましくないし、何よりレジェトレックスは意外と分厚い(1.5mm)ので、イヤーパッドが付けられなくなるおそれがある……
結局、貼ったのはこの部分だけで防音(防振)材を貼る改造はあまり意味がありませんでした。

ケーブルの準備も大詰め。分岐させたケーブル先をはんだ付け準備用に処理します。2つの線は、周りのグランド線をねじってまとめると、それぞれ白と青の被覆に覆われていることがわかります。この時点で、どっちの色を左・右にするか決めておきましょう。僕は青をR、白をLとしました。
そしてはんだ付け。はんだごては安い30Wのものを元からもっているのですが、検索をすると30Wでもそのままだとこて先温度が400℃を超えてしまい、熱すぎて基盤を焼く危険が高いようです。そこで、コンセントとはんだごての間に接続して温度を調節するパワーコントローラーを購入。これでこて先を300℃半ばくらいにします。
はんだはこの場合だとヘッドホンの基盤に残っているので十分ですが、足りなそうなときはオヤイデで買った無鉛ハンダを使います。
これで、先程付けた印に間違えないようにLRの線をはんだ付けしました。
はんだ付けの画像がないのは久々のはんだ付けに焦りすぎて画像など取ってる余裕が無かったからです(笑)

はんだ付け終了後、組み立てた時のヘッドホン内部の配置をよく確認して、カバー部分に接着剤を元々ついていた部分につけて組み立てます。
K404リケーブル仮止め
セロテープなどで仮止めした状態で1時間くらい放置すれば、ヘッドホン部分は完成。
つづいてミニプラグを準備しなくてはいけないのですが、長くなったので今回の記事はここまで。
前述の通り、この後失敗を犯すわけですが……